こんな方におすすめ
- お金が貯まらない
- お金持ちになりたい
- お金がないことで不自由を感じている
- お金の仕組みについて勉強したいけど何から始めていいかわからない
こんな悩みをお持ちのあなたにおすすめの一冊を紹介します。
『マネーという名の犬- 12歳からの「お金」入門』
お金の仕組みについて優しく説明している本書は、きっとあなたのお金の悩みから脱するきっかけの一冊になることでしょう。
それでは、紹介していきます。
『マネーという名の犬』を読むべき人
本書は以下のような悩みを抱えている人におすすめです。
- お金が貯まらない人。
- お金がないことで不自由を感じている人
- お金持ちになりたい人
- お金の仕組みについて興味があるけど何から始めていいかわからない人
『マネーという名の犬』は、お金について、かなり優しく、物語の構成で解説した1冊です。
内容は、解説書というより、冒険小説です。
なので、堅苦しく「お金についてもっと勉強しなくては!」というような気持ちで読むのではなく、小説を読む感覚で読み始めることをおすすめします。
小学校高学年くらいのお子さまにも読みやすく理解しやすい内容です。
これを読んで理解した小学生は、マネーリテラシーの高い小学生になること間違いなし、、、!
読み終えた頃には、お金とは何なのか、実際どのように行動すれば良いのかが、自然と体の中にすうーっと入ってきている、そんな1冊です。
『マネーという名の犬』の基本情報
本書の基本情報は以下です。
出版社、編集者、出版年等
書籍名 | マネーという名の犬- 12歳からの「お金」入門 |
著者 | ボード・シェーファー |
出版社 | 飛鳥新社 |
翻訳 | 田中順子 |
監修 | 村上世彰 |
監修者は、あの村上ファンドの村上世彰さんです。
お金に関するプロ中のプロであり、その方の監修ですから、お金について学べないはずはありませんね。
なんでも、子供向けのお金の本について勉強しているときに、この本に出会い、日本向けに監修を手掛けたのだとか。
著者は、ボード・シェーファーさんという、ドイツの経営・資産形成コンサルタントです。
詳しいプロフィールは以下です。
著者、ボード・シェーファーさんのプロフィール
1960年ドイツ・ケルン生まれ。経営・資産形成コンサルタント。16歳で渡米し、20歳で最初の会社を設立。26歳のとき多額の借金をかかえ倒産するが、30歳で借金を完済。経営コンサルタントとして成功を収める。お金と資産形成に関する本の著者としても人気で、とりわけ『マネーという名の犬―12歳からの「お金」入門』(旧訳『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』)は23か国語に翻訳され、子どもから大人まで400万人以上に愛される超ロングセラーとなっている
この『マネーという名の犬』は、世界で400万人以上に愛されている本なんですね。
本書の舞台設定
本書の舞台設定を、以下にまとめます。
①金銭面で悩みを抱えた家族が、怪我をした白いラブラドールレトリバーを保護、『マネー』と名付け、家族として迎える。
②「マネー」は、熱心に世話をし心通わす少女キーラへ、お金についての助言をする。(突然犬が喋ります)
③キーラはその助言をもとに行動し、様々な人と出会いながら、お金の本質と資産運用について身につけ、人生を好転させていく。
という展開で物語が進んでいきます。
『マネーという名の犬』から得られる学びポイント
それでは、これから本書の要約についてご紹介させていただきます。
『マネーという名の犬』から得られる学びの中でも、特にポイントと思われるものを4つにまとめました。
・お金は汚いものではない。
・他人の問題を解決することでお金が発生する。
・トラブルに直面したときにこそ、人の真価あ問われる。
・「幸運」準備と努力の結果にすぎない。
それでは、一つずつ深堀していきます。
お金は汚いものではない。
人の多くは、お金を汚いものだと捉え、うまく付き合いきれていないのだと気付かされます。
人々の多くは、お金儲けをすることに対し、潜在的な部分で、卑しい、傲慢、お金が全てではないという気持ちがどこかあります。
例えば、今でも十分にお金持ちの人がまだまだお金儲けをしようとしている姿を見て、あなたはどう思うでしょうか。
『そんなにお金を持っているのに、まだお金儲けしようとしているの?』
少しでもこう思う人には、お金に対してネガティブなイメージが働いているのかもしれません。
確かに、人生お金だけが全てではありませんが、お金があれば大切な家族を助けることができますし、多ければ多いほどに越したことはありません。
そんなお金の一面を、主人公の12歳の少女キーラはマネーや出会う人たちから学びます。
お金を汚いものだと思えば、お金から離れていき、
お金を大事にすれば、うまく付き合えるようになると本書では語っています。
他人の問題を解決することでお金が発生する
お金が発生する全ての仕組みについての本質がこれであり、本書では随所に織込まれています。
本書では、キーラが近所の人のお手伝いをして、その見返りとしてお金をもらうことでこの本質に触れています。
キーラは、始めはもらうことに躊躇いがありましたが、施しを受けた人の気持ちからこのお金が発生していることを理解し、受け取ります。
経済の仕組みは、施しを受けた人が、その施しに対して感謝を示す術としてお金が使われています。
このことから、お金を稼ぐ方法は、誰かの問題を解決してあげることから始まるということなのです。
漠然とお金儲けする方法を探すなら、まずは誰かの問題を探すことから始めると何かつかめるかもしれません。
トラブルに直面したときにこそ、人の真価が問われる。
仕事、人間関係、投資、、、人生において、順調な時は誰しもあり、そんなときは誰でも成功します。
でも、忘れてはいけないのが、トラブルです。
人生において、常に順調でトラブルが起きない人はいるかもしれませんが、いたとしてもごく少数です。
ごく少数を除く、大半の人が、大小あれど、人生においてほぼ確実にトラブルに直面します。
その状況に陥った時に、そのまま沈むのか、うまく対処するのか、2択に分かれます。
対処するには、トラブルを想定した準備が必要です。
準備をすれば、うまく対処ができ、そのまま沈むことはありません。
お金に関して言えば、副業を始めるとか、スキルを身につけるとか、たくさんあると思います。
「幸運」は準備と努力の結果にすぎない。
まさにこの通りで、人生でチャンスを掴んだ人の多くは、途方もない準備と努力を重ねた人たちです。
主人公のキーラは、ある事件が起きた現場にたまたま居合わせ、活躍し、周囲の注目の的となりました。
そのときに、周囲から『そんな経験ができるなんて運がいいな』とうらやましがられるのです。
『この『運』とは、何もせず向こうからたまたまやってきたものではなく、それまでに積み重ねた準備と努力の結果にすぎない」
ということを、キーラの学校の先生が語っています。
キーラの、このような経験は、現状で不満ばかり唱えて何も行動に移せていない人には、少なくとも訪れてはくれないでしょう。
チャンスを手にした人には、他人からは想像もし得ないような準備と努力があるのだという事です。
『マネーという名の犬』を読み終えた後にとるべき3つの行動
『マネーという名の犬』を読了しただけでも、意識の変化が少なからずあると思いますが、この読書経験を最大限に活かすための行動が重要です。
『マネーという名の犬』を読み終えた後にとるべき3つの行動は以下です。
- お金があったらしたいことを10個書き出す。
- 成功日記をつける。
- 72時間ルールを設ける。
以下にて解説していきます。
①お金があったらしたいことを10個書き出す。
10個書き出した上で、その中で、最も大切な3つを選びだします。
すると、自分の本当に望むものが見えてきます。
この動機付けが、日々の努力のガソリンになります。
②成功日記をつける。
どんな些細な成功でもいいので、書き出します。
もし、何か失敗したときに、これを眺めなおす事で、自信を取り戻すきっかけになります。
動機付けにしても、自信にしても、視覚化する事でよりイメージされ、実現に大きく近づくという事です。
③72時間ルールを設ける。
何かをやろうと思った事は、72時間以内にやり遂げる、というルールです。
この72時間を超えると、もう二度とその事をやろうとは思わなくなります。
思い立ったら行動ですね。
『マネーという名の犬』と合わせて読みたい関連書籍3選
①『金持ち父さん 貧乏父さん』
著者:ロバート・キヨサキ
言わずと知れた、有名書。関連書籍がいっぱいありますが、本物を。僕は他関連書籍は読んだことありませんが・・・。
②『いま君に伝えたいお金の話』
著作:村上世彰
『マネーという名の犬』の監修者の書籍。中高生向けとありますが、『マネーという名の犬』同様に、大人でも十分にお金について考えさせられる一冊です。
③『インベスターz』
著者:三田紀房
投資についてすごく分かりやすく書かれた漫画。漫画大人買いする価値ありです。
Amazonプライム会員であれば、『マネーという名の犬』を無料で読む事ができます。
最後まで読了いただきありがとうございました。